ある日を境に車が走らなくなったと
助けを求めて1台のアルトが入庫。
聞けばとあるお店でコンプリートカーを
購入しその後、別のお店でチューニングを
した後から車が走らなくなったそう。
色々なショップを経由した車は
どんな作業が行われているのかわからないので
通常はお断りするのですが、どうしてもということで
お預かりすることになりました。
自分たちで作業をしていない分、全てが怪しいので
一つずつ点検を重ねていくスタッフ。
走らなくなった症状から原因となるセンサー類を
調べていくのですが特に異常は無し。
ここで配線を調べてみようとECUのケースを
開けてみるとエレクトロタップが!!!
その配線を見てみると案の定、配線が
断線していました。
しかも2箇所とも!!
エレクトロタップは信号をもらうのに
便利そうに見えるかもしれませんが
車体の振動など経年で配線の断線を
引き起こします。
このため、ハーフウェイではサブコンなどの
取り付け時にエレクトロタップを使用しないで
くださいとアナウンスしています。
原因はこの配線が直接の原因では無かったのですが
エレクトロタップを使用しての断線という
教科書通りのトラブルでした。
配線処理は慎重に確実に行いましょう。