パワーグラフの見方について先日、ユーザーさんから
質問がありましたので本日は解説といきましょう!
これはダイナパックという測定器のパワーグラフなのですが
横軸は回転数で、左がトルクグラフ、右がパワーグラフです。
グラフの下に出ている数字は最大トルク、最大パワーを
表しています。
ちなみにこのグラフ、パワーが低い方がNAのビート、
高い方がターボビートです。
4000回転以降から圧倒的なパワーの差があるな、など
このグラフを目安にチューニングを進めて行きます。
私達が重要視するのは数値よりグラフの形状です。
数値は測定日の温度や湿度、測定環境に影響されやすく
あくまでもその日の条件下での数値としてとらえています。
まずダイナパックで測定し例えばある回転域でパワーが
落ち込んでいることがわかるとそこをコンピュータで
なめらかなグラフになるようにセッティングします。
またパーツ開発時にもこのダイナパックが活躍します。
例えばエアクリーナーキットを製作する場合、
吸気管長を変えて測定を行えばどの長さで1番パワー
トルクが出るかグラフにはっきりと現れます。
チューニングにおいてダイナパックのような測定器は
もはや不可欠です。