CAT WALK Type-R オーバーホール中。

CAT WALK Type-R オーバーホール中。

オーバーホールの際に仕様変更も行っています。

皆さん、ショックの仕様変更ってどんなことをしていると

思いますか?

例えば一例をあげるとすると…

サスペンションが動くとショックは伸びたり縮んだり

往復運動を繰り返します。その時にショックの中で

ピストンが上下に移動しストロークしています。

ピストンにはストロークできるようにバウンド用の穴と

リバウンド用の穴が空いています。

この2種類の穴をオイルが抜けることによって

ピストンは移動することができます。

基本的にこのバウンドとリバウンドの穴の

通路面積(穴の数や大きさ)でショックの性格は

ほぼ決まります。

そしてこの穴を調製用のシムとよばれるもので蓋をしています。

ピストンが下に移動する時、リバウンド側のシムは

リバウンドの穴をふさぎ、バウンド側のシムは

めくれあがってオイルを通します。伸びる時はこの逆です。

調製用シムにはいろいろな大きさと厚さがあり

このシムの組み合わせによって減衰力を調製しています。

また、シムを通らずにオイルが移動できるように

ピストンにブリード穴をあけています。

このブリード穴の径や個数によっても乗り味は

変わってきます。

このように無数にある組み合わせからショックの

乗り味、仕様は決まります。

またこのピストン以外にもたくさんのファクターが

ショックには存在します。

お客様の希望や車の使い方を聞きながら

今までのノウハウと共に仕様を決めていきます。

ここまでできるのはフルオーダーメイドの

CAT WALK Type-Rだからこそです。