クランクキャップラダー

対応エンジン:ダイハツ KF-VETエンジン

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クランクキャップの重要性

クランクシャフトは燃焼におけるピストントップへの圧力をコンロッドを介して回転に変える大変重要な部品です。回転数が上がるにつれて想像以上の荷重がクランクシャフトにはかかっています。コペンの場合、このクランクシャフトを4か所のクランクキャップでエンジンブロック内部に固定し、キャップは独立キャップになっています。

通常、レーシングカーや高性能エンジンではラダー構造のハーフスカートタイプのブロックを採用しブロック剛性を上げがっちりクランクを固定しています。

コペン クランクキャップラダー

クランクキャップラダーの特徴

オールアルミでオープンデッキタイプのブロックであるKFエンジンの場合、パワーを上げていくにはクランク周りの剛性を上げ耐久性を向上させることが必要となります。そこで独立キャップをラダーで連結することにより剛性アップを狙いました。まずKFの純正ブロックを計測し3D CADで形状を確認、設計へと反映させ、試作時にはクロモリと超超ジュラルミンA7075と素材を変え製作を行いテストを実施。軽さと強度の面で製品には航空機にも使用されている超超ジュラルミンA7075を採用しました。

コペン クランクキャップラダー

スタッドボルトへのこだわり

またクランクキャップボルト自体がぜい弱だとクランク軸受け部の真円が崩れベアリングメタルのあたりが悪くなり、最悪の場合焼きついてしまうことがあります。

今回、ハーフウェイはスタッドボルトにもこだわり強度区分12.9の一級ネジを採用。クロモリを削り出し疲労強度アップのため、焼き入れ後転造し、せん断荷重を受けないようにするためウエストシェイプ形状を採用、さらにボルト端面を円錐状に加工し、軸力アップのためブロックドリル下穴部で底付きさせ食い込ませることによりブロックと一体化させています。また、あわせてナットもクロモリを削り出し、ボルトとの焼き付き防止のため強度区分12の2級ネジ仕様で製作。純正M10P1.5に対しゆるみ防止と軸力アップのため、M10P1.25へと変更しています。

ノーマルボルトから強化スタッドボルトへ変更するだけでも剛性は上がりますが、その上に連結するラダーを締結することでブロック剛性を上げ、クランク軸受け部の真円をキープし耐久性の向上を狙っています。

コペン クランクキャップラダー